マフラーの外し方・ステップの外し方

  • 2018.07.22 Sunday
  • 21:50

今回はマフラーを外し方を紹介します。

 

スーパーカブ マフラー 外し方

 

外し方自体は単純明快なのですが、所々でコツの要る作業なので、初心者は間違いなく苦戦することになるでしょう。

 

目的はマフラーを外すことですが、マフラーを外すためには色々外す必要があります。また、外装(レッグガード)は外さずにも作業は可能です。ただし、例によって初めてやる場合には面倒臭がらずに外装も外した方が、位置関係が分かりやすくスペースにも余裕ができます。

 

 

過去記事:外装の外し方

 

マフラーを外して再装着する場合には、マフラーガスケットの新品交換が必要です。純正でも良いですがキタコが割安で二個セットの物を販売しているので、それを購入しました。またモリブデングリスも用意した方が後々楽です。そのあたりも順を追って紹介して行きます。

 

スーパーカブ マフラー ステップ 外し方

 

まず最初に、この位置関係を覚えておいて下さい。マフラー、ステップ、リヤブレーキペダルの三点の部品が交差しています。スーパーカブ50(AA04/AA09)のマフラーは触媒部分が太くなっているので、外した後で車体から’抜け出させるために’スペースを確保する必要があります。リヤブレーキペダルは手で下に押せば動いてくれるので良いのですが、ステップは動かないので干渉しています。つまり、ステップを外す必要があります。

 

私の知る限りスーパーカブ110(JA10)だと真っすぐ細いエキゾーストパイプなので、ステップが付いたままでもマフラーを外せます。50と110は車体が共用なので、整備もほぼ同じ要領で出来るはずなのですが、この部分は圧倒的に50の方が面倒臭いですね。

 

このステップの脱着が面倒臭いのですよ!

 

スーパーカブ ステップ 外し方

 

ステップは車体下でボルト四本で固定されています。ボルトを緩める際には、ステップを上に押さえながら作業しないと重力に従って落ちて来てしまうので気を付けましょう。ここで普段使っていない筋肉を使うことになってしまい、最初の頃は筋肉痛になりました。ボルトが全て外れたらリヤブレーキペダル側から抜け出させます。

 

言葉で書くと簡単ですが、ステップの脱着が一番ツラい作業です。重い、姿勢が苦しい、腕が痛いの三重苦です。

 

ステップにはサイドスタンドも付いているので重いです。落としたりしないように注意して下さい。

 

AA04 JA10 AA09 JA44 AA07 マフラー 外し方

 

マフラー本体は車体横のピボットナットとシリンダーヘッド下のジョイントナット二個で固定されています。写真中央に見えるのがピボットナットです。見るからにキックペダルが邪魔なので外しましょう。ボルト一本で固定されているだけなので、手前に引っ張れば簡単に外せます。

 

このピボットナットは新車時ままだと熱で固着しているので固いなんてものじゃありません。マフラー交換の一週間ぐらい前から夜な夜なラスペネを浸透させてはメガネレンチに力を籠めていました。本当に緩まないので事前準備は必須です。ピボットナットの下にはワッシャもあるので、外したら無くさないようにしましょう。

 

スーパーカブ グロム モンキー アドレス マフラー 外し方

 

ジョイントナットはシリンダーヘッド下にあります。ここは特に苦戦することなく緩みました。ジョイントナットで押さえつけられている板状の部品はフランジと呼びます。ジョイントナットを両端から締め付けフランジを押し上げることによって、シリンダーヘッドとマフラーの間に隙間ができない(排気漏れしない)ようにしています。後述のマフラーガスケットを間に挟むことで更に気密性を保ちます。

 

 

Lピボットガードも外します。忘れがちなのですが、ここも外さないと駄目です。ちなみにここまでの部品を外す順番は前後しても問題ありません。やりやすい順番で外して下さい。

 

もう既に作業量が多いのですが、ここからが本番です。さあ、いよいよマフラーを外しますよ。

 

 

マフラー側のピボットをプラハンマーで叩きます。するとどんどん奥に引っ込んで行くので、マフラーと面が同じになるぐらいまでにして下さい。マフラーが引っかかっている状態にまで押し込んでしまってOKです。

 

スーパーカブ マフラー フランジ 外れない

 

フランジは両端のスタッドボルトに通してあるので、これを外します。一番難しい作業です。

 

純正マフラーはフランジの穴の位置や大きさがスタッドボルトとぴったしに作られていて、ほぼ遊び(動かせる幅)がありません。初めてマフラーを外したときには、このフランジがどうしても外れず四苦八苦しました。左手でマフラーを持ち上げたりして位置を調整しながら、右手でフランジを弄ります。このとき、スタッドボルトから必ず左右同時に外れるようにして下さい。フランジの左側はスタッドボルトに通ったままで右側だけが先に外れてしまうと、フランジが斜めになってしまいます。斜めになってしまうと位置がズレて余計外れなくなってしまうだけでなく、スタッドボルトに引っ掛かってしまってフランジ自体が全く動かなくなってしまう場合があります。

 

もうこのあたりで疲労困憊でした。初めてやる人は頑張って?苦しんで下さい。同じ目に遭うとよろしい。

 

フランジさえ外せれば、後はリヤブレーキペダル側から、エキゾーストパイプを抜き取るだけです。

 

 

ようやく外れました・・・。このマフラーも重量があるので気を付けて下さい。

 

さて、ここからは社外マフラーに交換したり、シリンダーヘッドの分解へ移ったり、はたまた純正マフラーを塗装し直すとか色々あると思います。今回はマフラーの外し方の紹介なので本来の目的は後の記事に回すとして、このままマフラーの装着作業に進みます。

 

マフラー装着の際にはマフラーガスケットを新品交換する必要があると前述しました。

 

ん? じゃあ古いガスケットはどこにあるんだ?

 

マフラーガスケット 固着

 

シリンダーヘッドを下から覗いてみると、古いマフラーガスケットが貼り付いています。写真で白っぽく見える円状の部分がガスケットです。熱で固着しているので、100均のマイナスドライバーとプラハンマーで外周をこじります。少し浮いたらすかさずペンチで抜き取ります。

 

ここもすんなり行けば良いのですが、びくともしない場合はガスケットリムーバーというケミカルを使って溶かす方法もあります。一番最初に外したときはどうしても取れずケミカルのお世話になりました。ただ取扱注意の劇薬なのでマイナスドライバーだけでこじり出せるのが一番良いです。

 

 

何とか取れた古いガスケット(左)と新品ガスケット(右)の比較。この写真だけでマフラーガスケットを取るのに如何に苦労したか分かっていただけるでしょうか。

 

マフラーガスケット モリブデングリス

 

マニュアルでは何も指示されていませんが、新品のガスケットにはモリブデングリスを塗るのを強くおすすめします。グリスを塗ることで、ガスケットがシリンダーヘッドに貼り付いてくれるのでマフラーの装着がやりやすくなるのと、次回マフラーを外したときにガスケットを取るのが相当楽になります。

 

写真では綿棒で塗っていますが、指で塗った方が早いです。たっぷり塗ってしまいます。潤滑が主目的ではないのでグリスであれば何でも良いかもしれません。

 

ガスケットとはgasketのことで意味はシール(seal)材です。気密性を保つための部品で、基本的に毎回新品交換の消耗品です。マフラーガスケットの場合は、ジョイントナットを締め付けてフランジが押し上がった際に、ガスケット自体がぴったり潰れてシリンダーヘッドとマフラーの隙間を埋めています。原付の整備ではガスケットと呼ぶと、板状の紙ガスケットやメタルガスケットを指すことが多いです。

 

組み立ては逆順に行います。最初に掲載した写真の位置関係になるようにします。まずマフラーを取り付けますが、やはりフランジをスタッドボルトに通すのが難しいです。マフラーをピボットに引っ掛けたら持ち上げて位置調整しながら通します。ここで完全にマフラーを固定位置に持って来てしまうとまず通りません。また、スタッドボルトは左右同時にフランジに通さないと引っ掛かって余計に面倒臭くなります。要領は外すときと同じです。コツを掴むまでは何度もトライすることになるでしょう。

 

 

無事に位置が決まったらそのままではピボットが引っこんでいてピボットナットを取り付けることができませんから、今度は車両反対側のピボット(Lピボットガードを取り付ける所)をプラハンで叩きます。すると、マフラー側にピボットが押し出されてくるので、マフラーが落下しないように位置を直しながらピボットナットが回せるまで繰り返します。

 

ジョイントナット二個とピボットナット(ワッシャを忘れずに)を仮止めします。本締めはジョイントナットから行います。締め付けトルクは27N・mです。ジョイントナットは二個ありますが、片方だけ先に締め切ったりせずに左右交互に均等に締め付けて行きます。ジョイントナットの締め付けにはトルクレンチ推奨です。締め付けトルクは20N・mぐらいでも十分だったりします。

 

ピボットナットは59N・mと指定されていますが・・・それで締めるとまた緩めるときに大変です。結局は緩まなければ良いので、48N・mぐらいで締めてます。ここは手でしっかり締めればトルクレンチを使わずとも大丈夫で、寧ろその方が後でまた外すときに楽かもしれません。

 

さあ、地獄の時間がやって参りました。ステップの取り付けです。

 

ボルト四本を取り付けるのですが、ステップのボルト取り付け穴と車両とで少しでも位置がズレると当然取り付けられません。ボルトが回っても位置がぴったしで無いと斜めになってしまって、無理をするとねじ山を削ってしまいます。しかも取り付けるためには重力に逆らう必要があるので、ずっとこの重いステップを押さえ続けなくてはいけないわけで・・・。

 

・・・。

 

・・・・・・。

 

あああああああああ!!!!!!!!

 

いやもう本当に地獄です。イライラします。ストレスが臨界点突破するぐらいには溜まります。私がマフラーを外すときに真っ先に思い浮かんで嫌になるのがこのステップ取り付け作業です。焦らず落ち着いて、怒りに狂ってもボルトのねじ山だけは削らぬよう理性を保たなければいけれません。締め付けトルクは27N・mです。

 

ステップ取り付けさえ突破できれば、後はLピボットガードとキックペダルを装着します。キックペダルのボルトの締め付けトルクは10N・mです。キックペダルは普段使わないので装着するのを忘れて一週間ぐらい走ってました。

 

 

ようやく終了です! お疲れさまでした!!

 

マフラーの脱着は既に何回もやっているのですが、本当にこのステップだけはどうにか工夫しないともうやってられないです! ステップの両端をU字で支えるようなスタンド?って無いものですかねえ。本棚を上手いこと改造すればちょうど良くなりそうな気もしますが思案中です。

 

 

今回使った物

キタコ(KITACO) マフラーガスケット(XH-06)

AZ モリブデングリス 400g

 

 

カブのマフラーガスケットはAA04以降のモデルであれば50と110問わず同じです。それ以外の型式適合はキタコ公式のここで確認できます。

 

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