最初に揃えるべき工具

  • 2018.05.21 Monday
  • 23:30

自分で整備するのに一番最初に揃えるべき工具とは何でしょうか。

 

整備では何をするにしても共通の作業があります。それはボルト・ナットまたは(プラス)ねじを回すことです。あちこちにあるしれを外してからが作業の本番なのです。逆を言えば、回す道具が無いと何もできません。

 

 

そんな必要最低限の工具の話が今回の記事です。

 

 

 

1.メガネレンチ(コンビネーションレンチ)

 

コンビネーションレンチ とは 使い方 種類

SUN UP コンビネーションレンチ

 

既に一度紹介した物ですが、片方がスパナ、片方がメガネの形をしているものをコンビネーションレンチと呼びます。ミラーやチェーンなど細かい調整をするときに良く使います。ボルト・ナットの頭の角を潰してしまわないように、可能な限り常にメガネ側を使うようにします。スパナ側を使う機会は本当に限られます。後述のソケットレンチに大半の出番を食われてしまうのですが、だからと言って無いと確実に困るときもあるので、1セットは手元に用意しておくべきです。

 

 

2.ソケットレンチ

 

ソケットレンチ とは 使い方 種類

miniT型レンチソケットセット8pc

 

メガネレンチやスパナは工具に馴染みのない人でも名前や形は連想できるのではないでしょうか。ですが、ソケットレンチと言われるとまず分からないと思います。

 

初めに注意すべきことがあるのですが、私が使っているのはソケットレンチというよりTハンドルです。普通ソケットレンチという場合には、持ち手(ハンドル)がもっとしっかりした物です。ソケットレンチを揃えるべきと言っているのに本人がちゃんと買えていないじゃないか、と思われるかもしれませんが、これはまだ工具に馴染みが無いときに買った物なので、一般的なソケットレンチはどういう形なのか良く分かっていなかったのです。とは言え、やることはソケットレンチそのままなのでソケットレンチということで話を薦めます。

 

まずソケットという名詞は何を指すのでしょうか。メガネレンチやスパナには8mmや10mmなどサイズがありますが、それを筒状(ボックス)に置き換えたものがソケットです。

 

ソケット 6.35 良く使う サイズ どれ

 

左から8mm、10mm、12mm、13mm、14mmのソケット。○mmはコンビネーションレンチと同じ規格で、たとえば10mmのメガネレンチを使うボルトには10mmのソケットが使えます。これが非常に重要で、メガネレンチではスペースが上手く取れなかったり、奥の方にあってメガネレンチが届かない、と言った場合にソケットレンチの出番となるのです。事実、私が整備で使用する割合はソケットレンチの方が格段に多いです。はっきり言って、これが無いと話になりません。まさに必需品です。

 

ちなみに今までカブを整備していて出番が頻出のソケットは8mmから14mmまでで、まさに写真のソケットそのものです。必要なサイズが狙い撃ちでしっかり揃っているのが助かりました。

 

二つ上の写真の一番左にあるのはビットソケットです。ビットソケットとはビットというドライバーの先端のようなものをソケットレンチで使うためのアダプターです。この工具ではプラスビット(+2)が付属しているので装着しています。ただし、原付の整備ではビットソケットを使うぐらいならドライバーを使った方が良いです。

 

まとめますと、ソケットレンチとはソケットというアダプターもしくはアクセサリーを付け外しして使う工具です。

 


このようなソケットの窪みにレンチ側の突起を嵌めこみます。注意すべきはこの窪みにも規格があることです。差込角と言い、四角形の対辺同士の距離(二面幅)で6.35mm、9.5mm、12.8mmなどと種類があります。このソケットレンチは差込角6.35mmです。差込角が大きくなるほどソケットレンチ自体のサイズが大きくなり、同様に使えるソケットのサイズも大きくなります。差込角6.35mmか9.5mmのソケットレンチがコンパクトかつ安価なので原付の整備には最適でしょう。どちらが良いというわけでもないのですが、原付では細かいボルトを締めることが多いので、一応強いて言うのであれば6.35mmが扱い易いかとは思います。私は最終的には6.35mmと9.5mmの両方のソケット(レンチ)を揃えるのをおすすめします。(次回以降の伏線です。)

 

ところで、先ほどソケットレンチを使用する場合に、ボルトが奥まっていてメガネレンチが届かない場合という例を挙げました。ですが、実際はメガネレンチで届かないとソケットレンチでも届かない、届いても今度は周りに当たってボルトがうまく回せない、といった事態もよく起こります。そういうときには、エクステンションバーという文字通りの延長棒、ソケットとレンチの間に挟めて長さを稼ぐアクセサリーがあるのです。

 

SK11 ソケットレンチ エクステンションバー WOBBLE とは

SK11 2WAYエクステンションバー WOBBLE

 

私の持っているソケットレンチもといTハンドルはT字のどの先端にもソケットが付けられるので、かなり便利であることは容易に想像できるかと思います。一般的なソケットレンチと比べてソケットからの距離があるのですが、それでも微妙に距離が足りずに回しづらいときがあるので、やはりエクステンションバーもソケットレンチと同じく必須です。ソケットレンチと並べてみましたが、先ほど言ったようにコンパクトなのが分かると思います。一番長いエクステンションバーが150mmです。

 

 

使用するとこんな感じになります。また、このエクステンションバーはWOBBLE(ウォブル)です。WOBBLEとは何ぞやという話になるわけですが、次の写真を見て下さい。

 

 

このようにソケットの固定に遊びを持たせることができるのです。二段階で固定する仕組みになっているので、深く差し込めば通常のエクステンションバーと同じ使い方もできます。ごちゃごちゃしている原付の足元で、角度が欲しいときに大活躍します。具体的には、AA04(多分AA09も)に限った話ですが、オイルフィラボルトを緩める・締めるのにシフトチェンジペダルが干渉してイライラせずに済みます。

 

実は、普通にソケットレンチセットを買えばソケットも数多く付いてくるし、WOBBLEではありませんがエクステンションバーも付属して来ます。(WOBBLEの役割はユニバーサルジョイントというアクセサリが担っています。)本来はセットで全て手に入るはずの物をわざわざ別に買っていて、余計なコストをかけているのです。最初の頃はこんな感じで買い物にも色々と失敗しています。一方で、色々分かった今でもソケットレンチセットを未だに買っていません。原付の整備程度ならTハンドルだけでも必要十分だったりします。予想以上にこのTハンドルはソケット共々しっかりしたつくりで不満が一切ありません。WOBBLEのエクステンションバーとの組み合わせの使い勝手も最高に良いです。何を買うにしても、もっとも大事なのは必要なソケットが揃っているか否かだと思います。ちなみに、これらは全て台湾製です。台湾製工具は初心者ご用達と言っても良いぐらいに安価で品質が良いので、この素人ブログ的にはかなりおすすめですよ。

 

当然、コスト面では最初から素直にソケットレンチセットを買うのが一番です。色々ありますが、二点ほどおすすめを紹介します。

 

SK11 ソケットレンチセット 差込角6.35mm 11PCS

個人的に一番おすすめの差込角6.35mmソケットレンチセットです。ソケットが8~14mmと揃っていて、エクステンションバーも二種類付属します。ソケットの着脱はボタン式です。ボタン式とはソケットのロックをボタンで解除するもので、ソケットを外すときに片手で操作できます。とにかく、ソケットレンチの出番は多いので買うなら確実にボタン式のものを買った方がストレスフリーで作業ができると思います。

 

高儀(タカギ) ソケットレンチセット 差込角9.5mm 18PCS

こちらは差込角9.5mmでの同様のセットです。ソケットが多く付属しているのが特徴で22mmまで揃います。ディープソケットが複数付属しているのも魅力です。コストパフォーマンスに優れたセットです。

 

 

3.ドライバー

 

バイク 原付 整備 ドライバー どれ 何が 良い

ベッセル(VESSEL) クリスタラインドライバー +3×150

 

外装を外すのにプラスドライバーは必須です。サイズの合わないドライバーを使ってねじ山を潰さないよう、+1、+2、+3と揃えて、その都度使い分けた方が良いです。ねじ山を潰してドライバーがかからなくなるとまた別に工具を買う必要が出てくるので、面倒臭いです。

 

マイナスドライバーは100均の物で3mmと5mmです。これは回すというよりもこじるのが目的です。特に3mmは固着したマフラーガスケットをこじって取るに重宝します。言い換えれば、マイナスドライバーを正当な用途で使う機会はほぼありません。今まで使ったのはクラッチの調整ぐらいです。

 

一番左のドライバーセットは最初に使っていた物です。ファミリータイプのドライバーセットで、組み立て式の本棚などに使用するのに持っている人も多いのではないでしょうか。ただ、原付ではかかる力や緩めたり締めたりする頻度が家具とは大違いですので、持ち手が小さいと使いづらいです。手が滑って、ねじ山を削ってしまったりもしました。素直に持ち手のしっかりしている写真右のようなドライバーを買い足すのが作業効率の点からもおすすめします。コストを抑えるのは重要ですが、それを気にするあまり中途半端な道具で済まそうとすると失敗してストレスが溜まり、また更にコストがかかる事態に陥ります。これはドライバーの範疇で収まる話ではありません。

 

 

長くなってしまいましたが以上です。自分で原付を整備しようとすれば、これらの工具は絶対に必要になってきます。全くの素人だけどこれから自分でやってみようと考えている人が、最初に工具を買うにあたって読んでも分かりやすいよう書いたつもりなので、参考になると嬉しいです。

 

過去記事:工具やケミカルをどう揃えるべきか

 

JUGEMテーマ:車/バイク

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